現地での作業日記。


●12月11日(月)
 
井戸作りのための話し合いを、
ウ コッショーラ小学校の先生方、井戸掘りの職人、NGOサザンペンの現地スタッフと行う。


その後井戸の建築作業の準備が行われた。



●12月12日(火)

この日から本格的に井戸掘りが開始。
現地の井戸造りの方法としては竹をテコのように利用して
その竹の先に金属製のパイプをつけ、
地面に向かって振り下ろす。
これの繰り返しである。

土を柔らかくして掘りやすくするために
湧き水が出る地層にあたるまで作業の中で
何度も穴の中に汲んできた水を流し入れる行程を行っていた。



●12月13日(水)

井戸作り中断。
掘っている途中の穴の底が固まってしまったので作業ができず
この日は中止となった。



●12月14日(木)

井戸作り再開。
再び、テコのように鉄のパイプを振り下ろし、井戸の穴を掘り進めた。     



●12月20日(水)

約1週間をかけて井戸作りの穴を開ける作業が終了。

  
穴にプラスチックのパイプを入れ、さらにその中に中国製のモーターを入れる。
井戸の深さは110m。地下60〜70m程のところにモーターは設置。


モーターの電線を校長室まで通しスイッチをつけ、
井戸の汲みあげのための操作ができるようにする。



またパイプを、井戸の設置場所の脇にあるトイレまで通し
蛇口をつけ、トイレの中で手洗い、掃除用として水を使えるようにした。


また、トイレの中にパイプを通し、
トイレの上にある貯水槽に水を溜められるようにした。


貯水槽に溜まった水はまだ出し始めだったので汚かった。
その後数日、水を出しっぱなしにして、きれいな水が出てくるようになった。





●12月25日(月)


水質検査を行う。
行政の人に来てもらい、水に砒素が含まれていないか検査してもらった。

やり方は井戸水を入れた瓶に2種類の薬品を加え、時間をおいてから井戸水につけておいた紙の色の変化を見る。
検査の結果、今回設置した井戸水に砒素は含まれていなかった。




●12月28日(木)
 

28日までにコンクリートの整備、ドアと屋根が終了する。
これで、井戸づくりは完了。










◆学校の修理◆


◇修理前◇
壁には穴があき、雨季には雨が入ってきてしまうらしい。







◇修理◇
壁を解体。

そこへレンガを積む。

レンガの上からコンクリートを塗る。

部屋の中の壁にもやすりをかけ、ペンキを塗った。




◇修理後◇
壁はコンクリートになり、
鉄の窓がつけられ、
部屋の中の壁も、
窓と同じ色のペンキを塗られ完成。















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